7月29日(月)、オリジナル曲を投稿した。
タイトルは『♭♯』。読み方はそのまま「フラットシャープ」。
まずは楽曲をチェック。
(“Listen in browser”を押して視聴)

「♯♭」歌詞
次に歌詞をチェックしよう。
『♭♯』
作詞作曲:日景健貴(スイフー)
♯3
ざわげれぇくぢぱずぇ
だざくねぇろゖこせりぉ
れてぎせ つよぉぇ
ごくっごひずねぇな
♯2
ううさへろぬ おゕむきるくうち
すちぱせとがこ
♭3
ぽさもゐざよぐづごゅぃ
ゆがとでよえゆ
へゆ ゅえだぜつごや
さびゐとほぎでぁほぎでぁ
♯5
つぐぉねじをぴじゔぉ
ぷごぉねょびつわはぉ
てれかのぉぉ はぐぬ
ぬげゐじねらをか
♯2
ぱずうろぬ きめぎてけづち
すちぱせとがこ
♭3
ぽさもゐざよぐづごゅぃ
ざぶっれざらっ
へゆ ゅえだぜつごや
さびゐとざでぇとざでぇと
♯2
ずらえごねえざうちる
♭♯0
もとどおり
もとどおり
もとどおり
「♯♭」解説

歌詞を見ても、意味が”分からない”ということが”分かる”。
Twitterで楽曲のリンクを公開する際、”オリジナル曲を母語で歌ってみた”と書いたが、実は外国語で歌っているわけではない。
『♭#』は、ある文字に変化記号のフラット(半音下がる)やシャープ(半音上がる)をつけ、その文字の”前後を読む”、というなぞなぞ的楽曲だ。
「♭♯」解答
それでは答えあわせをしよう。
♭3のときは、元の文字から3文字前を読んでいるという意味。
例えば、「え」の♭3は「あ」。「あ」の♯5は「か」だ。
ただし、今回はUnicodeという規格に準拠したひらがなの順番にしたので、「え」の♭3は小文字の「ぅ」。また、♯5は「き」となる。
これをベースにして解読すると、冒頭「ざわげれぇくぢぱずぇ」は♯3と書いているため、♭3(3文字前に戻すこと)で「これくらいがたのしい」となる。
全てを解読した結果は以下から。
『♭♯』
作詞作曲:日景健貴(スイフー)
これくらいがたのしい
そこがないりんぐじょう
らっかじ ちゅうい
けがだけはしないで
いいこぶるな えんまからきいた
したはすておけ
むじゅんすることしよう
らくになるから
ほら よかったでしょ
じぶんにまけないまけない
たかいところはこわい
ひくいとものたりない
ちょうどいい なかで
できることやろう
はじいるな かみがつくった
したはすておけ
むじゅんすることしよう
すべてわすれて
ほら よかったでしょ
じぶんにすなおにすなおに
じょうげにうごいたら
もとどおり
もとどおり
もとどおり
ひらがな移調
♭♯に合わせて、前後の文字を読むなんて面倒。わざわざ紙とペンを用意してなぞなぞを解く気にならない。ましてや頭で考えるなんて大変。
そんな時に役に立つのが、このWebアプリ。

その名も『ひらがな移調』。
※2020年10月 HP改修のため、一時的に非公開
『ひらがな移調』は、入力したひらがなを、♭♯で設定した分だけ別の文字に変換させるWebアプリケーション。名前の通り、ひらがなしか利用できない。
移調した結果が、ひらがなの「あ」や「ん」を超える場合は、記号やカタカナが表示される。前述した通り、ひらがなしか利用できないため、記号やカタカナが含まれた結果を再度移調させることはできない。
文字だけでは分かりづらいので、実際に使った方が早いだろう。
「♯♭」楽譜

楽譜(PDF)をダウンロードする。
編集後記

ブログのアイキャッチ(タイトル画像)を見て分かる通り、『♭♯』と最近投稿した『ナチュラル』はセット。CDでいうA面/B面か、タイトル曲/カップリングだ。
ちなみに、このシングルのタイトルは『♮♭♯』。
曲名の『ナチュラル』がカタカナなのは、ナチュラルの記号を変換で入力できないため。ところが今日、Wikipediaからナチュラルの記号をコピペして使えることが判明した。残念ながら手遅れだ。